2008年5月28日水曜日

風情を残したいJapanese taste


近くに築100年以上経つ家があるのですが、100年ほど前のガラス戸を数十枚捨ててしまったとのことでした。もう少し早ければもらえたのですが残念です。新しいものではなかなか風情が出せないですからね。
古いガラス戸を通して見た苔むした庭もなかなかよいものです。少々風が入ってきてもそれも自然と一体感があっていいのではないかと思います。古い旅館でも行かないと味わえなくなってきました。
昭和10年頃に、日本中を旅行した建築家のモースの書いた『日本美の再発見』という本岩波から出てますが是非読んでください。日本の家屋に泊まったとき,障子から入ってくる月明かり、遠くから聞こえてくる汽車の音、---
外と中が一体になった日本の家屋の素晴らしさに触れています。ブル―丿タウトは江戸から明治、昭和になるにつれて日本のよさがどんどん失われていくことを憂いてました。今の日本を見たらどう思うでしょうかね。