経済は益々行く先が見えない状況になりつつあります。
副島隆彦の「恐慌前夜」を要約してみました。
現在、アメリカで金融危機が起きて、株式が暴落して為替市場
で急激なドル安になっているが、ドル危機までなっておリません。
それはいろんな資金が株式や社債から米国債に逃げ込んでいるからだと思えます。
中国までが米国債を買い支えている状況です。そのため長期金利が低水準で推移しています。
金融機関が資金繰りに困るとFRBは積極的に利下げを行い、遂には
前例のない0金利まで下がってしまいました。
しかしこのところアメリカの国の信用が低下しつつあります。
このまま行くと外国からの資金の流入が
減ってくる可能性が高くなります。
長期金利が上昇し、米国債の暴落し始め、
海外への資金の流出が起きはじめます。そうなると株式等の資産も消えていき大不況が始まります。そうなるとFRBは量的緩和政策行わざるを得ないと思います。
そこでドルの大暴落が起こり、巨大なインフレが襲ってくる可能性が益々高くなってきます。
そこで政府主導の統制経済が発動されろと考えられます。
アメリカ(FRB)はその準備をしつつあるのかもしれません。
なぜならばバーナンキがFRBの議長になったからです。
バーナンキは「日本の昭和恐慌と高橋是清の経済政策」の研究家だそうです。
高橋是清は1930年の昭和恐慌を統制家剤で乗り越え、
ドイツではナチスの元でヒャノレマー・シャハトが
軍需産業を興して大不況を乗り越えていきました。
バーナンキは来たる大恐慌に備え、統制経済を施行すべく選ばれたのではないでしょうか?
統制経済と同時にファシズムが台頭してきました。
私たちは歴史から学んでいかないといけないと思います。
しかし、私が今考えていることは、前回のようにはならないのではないかということです。
神の仕組みというか、宇宙の意思というか、何か人知を超えた働きが
人類の上に及んでいるような気がします
私の周りにおいても表現や活動は違いますが、農業を始め、自然に帰ろう、
人としての本来の姿に戻ろうとする動きがあちこちで見られます。
お金と政治力で世界を支配していこうとする人たちの思いどうりにはならない時代だと
思っています。