2008年6月2日月曜日

白川郷The world's cultural and natural heritage













雨の降る5月白川郷に行きました。写真の一部を紹介します。高山に行く途中ふと、行ってみようという事になり2時間程度でしたが散策しました。この白川郷はドイツの建築学者ブルーノ・タウト(1880~1938)が、著書『日本美の再発見』で昭和10年に紹介され、知れわたるようになったそうです。このブルーのタウトの『日本美の再発見』は読むだけで古い日本のよさに郷愁を感じてしまいまう素晴らしい本です。岩波から出版されています。ほんの40年ほど前はほとんどすべての家が今よりかなり広範囲の地域においてこのような茅葺屋根の家が残っていたそうです。私の住んでいる近くに城下町があります。私が学生の頃30年ほど前は古い町並みが残っていましたが今では数軒の家が当時の面影を残しているのみです。誰かが呼びかけて保存していれば今頃は間違いなく観光地になっていただろうと思われます。昔の家は住みにくいということで建て替えているようですがうまく利用してリフォームして大変快適に過ごしている人を知っています。土壁や畳の素晴らしさは変えるものがないと大工さんが言っていました。 ダムの建設でかなりの合掌造りの家屋が消失したと聞いてかっかりさせられました。