2009年1月27日火曜日

経済のおかしな話










経済について今日も少し書きたいと思います。
世界中のほとんどの人たちが何の疑問を感じてないこと
だけどチョット考えたら信じられないような話です。

ドルは世界中の貿易の基軸通貨となっています。
日本でも貿易をするとなるとドルでしか決済できない仕組みになっているわけです
そこでそのドルが誰がどうやって発行しているかということです
次の6行の文を読んで物凄い矛盾を感じるはずです

「アメリカ財務省が国債を発行します。
アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は、
財務省に印刷させたドルで、この国債を購入します。
財務省はドルを印刷するだけで、その所有権はFRBにあります
そして、この国債の利息は国民の税金で支払われます。
FRBは、元手ゼロで、 巨万の富を稼ぐことができるわけです。」

この6行の文のどこが凄いことでしょうか。

FRBは民間の株式会社です。
NHKのニュースを聞いていて気づいている人もいると思いますけど
FRBのことを、「アメリカの中央銀行」とは絶対に言いません。
「アメリカの中央銀行にあたるFRB」と表現します。

日銀と違ってFRBの株は
欧米の銀行が持っています。アメリカ政府は一株も所有していません。
民間が100%の株式を所有する完全な民間会社です。

勿論、政府機関ではありません。
その民間会社がドルを使って自由にお金を得ているわけです
不思議なことにこのような詐欺的行為が堂々とまかり通っているわけです。

よく考えてみると、大変な仕組みになっています。

金利が高ければ高いほど、FRBの利益増 になり、
財政赤字が続けば続くほど、国債の発行によりFRBの利益増
になるわけです。

ここまで堂々とやられると
一般人は既成の事実として何の疑問を持たないようです。
ドルは世界の「基軸通貨」ですから、とどのつまりは巷に言われているようにアメリカそして世界を牛耳っている勢力があるということでしょう。
ユースタス・マリンズが「民間が所有する中央銀行」で次のように述べています。

「1ドルは連邦準備制度に対する1ドルの負債をあらわしている。連邦準備銀行は無から通貨を創造し、合衆国財務省から政府債券を購入する。利子の付いた流通資金を合衆国財務省に貸し出し、合衆国財務省に対する小切手貸付と帳簿に記帳するのである。財務省は10億ドルの利付債の記帳を行う。連邦準備銀行は財務省に対して債券の代価の10億ドルの信用を与える。こうして10億ドルの債務を無から創造するのだが、それに対してアメリカ国民は利息を支払う義務を負うことになるのである」、

ニクソン・ショック以来、アメリカ・ドルは「金」の裏付けがなくなり、
つまり「金」と交換できない不換紙幣となりました 。
彼らは、財務省にドルをいくらでも印刷させることができるようになりました。

アメリカが抱える巨額な双子の赤字の構造的理由の大きな要因といえます。

日本も他人事ではありません、ドルこれだけドルが
ばら撒かれているのですから
いつかドルの大暴落が起こるはずです。
ちなみに、アメリカ国民が払う連邦所得税の約50%がこの国債の利息支払いに充てられているそうです。

アメリカ国家は、1913年に、
完全民営化されたといえるかもしれません。

大統領にはどこまで力が与えられているのでしょうか?
オバマ氏はこういった部分に手を付けられるのでしょうか。
経済が大転覆でもしない限りそれは難しいのではないかと思っています。

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